戸籍を持たない天才少年「神の子」

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タイトル

「神の子」 薬丸岳

あらすじ

戸籍を持たずに、学校にも通わずに育った主人公のヒロシは同じ年頃の知的障害を抱えた体の大きな少年ミノルと共に生活していました。

ヒロシは学校などには通っていなかったが潜在的に知能指数が高く、そこに目をつけて声をかけてきた室井という同じく知能指数の高い男が組織する闇の組織で犯罪を犯しながら生活していました。

ヒロシは戸籍がなかったのでミノルの戸籍を借りミノルとして生活をするためミノルを世話していました。

しかし、室井が欲しかったのはヒロシのみなので自分に忠誠を誓うためにもミノルを殺せと言ってきます。

それを拒否したヒロシはそこで起きた事件でミノルを庇うために逮捕され少年院に入ることになります。

しかし、少年院に入ってからも室井の手先が忍び寄ってきます。

それにも負けずに少年院を出ますが、出た後にもヒロシはミノルのどうこうを気にして生きていきます。

そこでもまた、室井の手先が追ってきます。室井は何を目指して何のためにヒロシに執着しているのか。

知能指数が高い天才同士が繰り広げる頭脳バトルを描いた小説です。

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感想

この作品は少年院の内情やホームレス事情を実に上手く描いており、経験したことない世界を味わうことができます。

本当にそれだけの知能指数を有している人間がどの様な考えを持つのかや、犯罪を犯した人がどの様な罰を背負っていきているかなどがわかり、考えさせられる作品になっております。

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