前回の痛風発作が起こったときの話をしました。
今回は痛風について知っておくべき事を書いていきたいと思います。
前回の痛風発作の記事を読まれていない方は「ギャああぁー足が激痛!痛風発作が出たあと治療6か月の結果」を読んでみてください。
痛風とは?
痛風は尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる病気です。
痛風が起きる前に血液の尿酸値が高い状態が長く続きます。これを高尿酸血症と言います。それを放置すると、ある日突然、足の親ゆびの付け根などの関節が赤く腫れて痛みだします。痛みは激烈で、耐えがたいほどの痛みです。
引用:公益財団法人 痛風財団「痛風はどんな病気」から
http://www.tufu.or.jp/gout/gout1/37.html
尿酸が体からうまく排出できない状態が続くと、足の関節などに結晶化した尿酸がたまり、何かのきっかけにより炎症がはじまります。
尿酸塩の結晶は栗のように尖っていて、関節炎となり強烈な痛みが起きます。
出典:港南台内科クリニックhttp://www.kounandai-clinic.net/gout.html
男性に多い病気で、痛風発作による関節炎が起こる場所は足の関節が多いと言われています。
痛風はどんな痛み?
痛風発作がでると強烈な痛みと言うのは知識として知っている人はいるかと思います。痛みを例えると
- ハンマーで殴られたような痛み
- 夜中寝られなほどの痛み
- 骨に釘を打たれているような痛み
痛みのピークを超えるとウソのように一気に痛みが引いたりします。
痛風になる原因
尿酸値が高い状態になると高尿酸血症と言われます。遺伝や体質も関係すると言われています。
尿酸は排尿・便・汗などで体外へ排出されますが、うまく尿酸を排出できなかったり、尿酸が過剰に生産さることにより排出とのバランスが取れない結果、尿酸値が上がってしまうことになります。
尿酸を作る元となっているのが
「プリン体」です。
このプリン体を多く含む食材を摂取することによって、尿酸が過剰生産されるということになります。
プリン体が多い食品
公益財団法人 痛風財団によるとプリン体の摂取は1日「400mg」が目安とされています。
プリン体が多く含む食材(100g)は以下のようになります。
プリン体300mg以上(極めて多い)
- 干し椎茸(379.5mg)
- 煮干し(746.1mg)
- 鰹節(493.3mg)
- イサキ白子(305.5mg)
- あんこう肝酒蒸し(399.2mg)
- 鶏レバー(312.2mg)
プリン体200~300mg(多い)
- 豚レバー(284.8mg)
- 牛レバー(219.8mg)
- サンマ(208.8mg)
引用:公益財団法人 痛風財団 http://www.tufu.or.jp/
アルコール飲料のプリン体含量(mg/100ml)
蒸留酒
- 焼酎25%(0.0mg)
- ウイスキー(0.1mg)
- ブランデー(0.4mg)
日本酒(1.2㎎)
ワイン(0.4㎎)
ビール(3.3~6.9㎎)※メーカーによって異なる
発泡酒(0.1~6.9㎎)※メーカーによって異なる。プリン体カット含む。
紹興酒(11.6㎎)
地ビール(5.8~16.6㎎)
プリン体は白米など全ての食材に入っているので摂取しないというわけには行かないようです。
全体的に肉や魚は全体的にプリン体が多いです。
痛風・高尿酸血症は合併症(尿路結石・高血圧症・脂質異常症・動脈硬化)を起こす可能性があるので注意が必要です。
さいごに
いかがでしたか。痛風・高尿酸血症にならないように食生活を見直す必要がありそうですね。