ユーザー様がオススメする映画・本をご紹介します。
ネタバレ注意です。
タイトル
「花とアリス 」
キャスト
・鈴木杏
・蒼井優
・郭智博
・相田翔子
・阿部寛
監督: 岩井俊二
あらすじ・内容
この映画は、花という少女と、アリスというあだ名の少女の友情を描いた物語。
二人は習い事のバレエを通じて仲が良くなり、中学から同じ高校に進学します。クラスが変わり、部活動など放課後の行動が変わり、二人は次第に会う回数が減っていきます。その間、二人はそれぞれの問題を抱えています。
花は、中学時代に電車で見ていた憧れの先輩が同じ高校に通っていることを知ります。そして落語部に入部すると、偶然その先輩もそこに所属していました。そこから花は先輩にアタックします。
一方アリスは、シングルマザーの子供でした。母のデートを邪魔しないように気を使ったり、食事の用意をしたりとまるで大人です。恋愛に燃える母の傍、家事をこなします。
煽んなある日、アリスはスカウトをされます。そして、芸能界デビューを目指すのですが、もともと興味があったわけではないので、オーディションの反応はイマイチです。
そんな二人は、あることがきっかけで三角関係になってしまいました。それは次第にゆっくりと関係が深まってしまったのです。
ネタバレ
ネタバレを読むさてその三角関係というのは、花が先輩に記憶喪失だと思わせることがきっかけでした。先輩が頭をぶつけて倒れた時、「先輩が私を好きだって言ったの忘れたんですか」と嘘をつき先輩と付き合っていることにしてしまったのです。
そして、アリスは先輩の元カノだということにしました。ない記憶を取り戻そうとする先輩はアリスに何度もあって、昔のことを訪ねます。
アリスはその場で思いついたことを喋ります。そんなことを繰り返しているうちに、先輩はアリスに興味を持ち始めてしまうのです。
感想
この映画はストーリーがとてもおもしろいことと、映像がとても美しいことが特徴です。
邦画なのですが、日本独特の風景をたくさん使っています
「セーラー服」「学校の教室」「桜」「電車」「駅」。
それらが物語と、音楽と、そして美しい風景と合わさって、この映画を独自のものに仕立て上げています。
また、女優の表情を見事に捉えています。若き鈴木杏と蒼井優の共演は、今ではもう見られないものです。
それぞれの持ち味とキャラクターの共鳴、そして二人のあどけない表情に、青春のきらめきを感じさせます。