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野村克也から学ぶ35歳までに私たちが学んでおくべき「そなえ」とは?

ユーザー様がオススメする映画・本をご紹介します。

ネタバレ注意でお願いします。

タイトル

「そなえ・35歳までに学んでおくべきこと 」野村克也

あらすじ

35歳までに学んでおくべき知識が4つの章に分かれて書かれています。「そなえ」と言うキーワードに絞って野村克也さんが野球から学んだ人生に活かせる知識が満載です。

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人生の中であらゆる選択肢を想定した上で最も良いものを選ぶこと。

それが、「そなえ」であると著者は定義しています。

漢字で表せば「予」のい一文字です。

予想、予防、予測などと言う漢字に使われます。「予」には「あらかじめ」と言う意味があります。

あらかじめ予想して、あらかじめ予防して、あらかじめ予測して生活する事が人生を決定づける35歳までに学んでおくべき重要な事柄です。

感想

80年にもわたる野村克也さんの野球人生から多くの実践的な知識を得ることが出来ます。

特に興味深いと思ったエピソードは、体に限界はあるが頭に限界はないという点です。

どうしても、カーブが打てなくて頭を悩ましていた時にひらめいたのが、カーブが来ることを前もって分かっていたら自分にも打てると言う発想です。

そこから、配給について勉強したというエピソードです。その後、前もって来るボールを予想して打席に立ったことで三冠王を獲得できました。

このエピソードから、仕事でも漠然とするのではなく、いかに頭を使って効率的に行うかを意識するようになりました。本を通して野球のエピソ-ドが多く出てきますが、野球の知識がなくても誰もが意味を理解してそれを日常生活に利用できるスタイルで書かれています。

知識とその応用の仕方まで親切に書かれているので誰もが益を得られる本でしょう。著者の経験に基づいた知識ばかりなので、言葉にも重みと信頼感があるのも野村克也さんの本のメリットでしょう。