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危険物取扱者の試験と取得情報

危険物取扱者とは

一定数量以上の危険物を貯蔵する施設(ガソリンスタンド・化学工場など)で危険物を取り扱うために必要な資格。

危険物を取り扱う施設には危険物取扱者を置かなければいけません。

危険物取扱者の種類

危険物取扱者には免状の種類により取り扱える種類が変わります。

丙種危険物取扱者

免状 取扱い 立ち合い 危険物保安監督者
甲種 〇6ヵ月以上の実務経験が必要
乙種
免状を取得した類のみ

免状を取得した類のみ

6ヵ月以上の実務経験が必要
丙種
第4類特定の危険物のみ
× ×

受験資格・試験科目

受験資格

乙種・丙種:受験資格なし

甲種:一定の資格が必要
※受験資格はこちら

②免除科目:一部免除あり。
免除詳細はこちら

試験科目

種類 試験科目 問題数
甲種 危険物に関する法令 15
物理学及び化学 10
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 20
乙種 危険物に関する法令 15
基礎的な物理学及び基礎的な化学 10
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 10
丙種 危険物に関する法令 10
燃焼及び消火に関する基礎知識 5
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 10

試験日程

※試験の時間は各会場により異なります。

試験日程の詳細はこちら

合格基準

甲種、乙種及び丙種危険物取扱者試験ともに、試験科目ごとの成績が、それぞれ60%以上の方を合格とします。
(試験科目の免除を受けた受験者についてはその科目を除く。)

引用:一般財団法人 消防試験研究センター

申し込み方法・受験料

試験物取扱者の申し込み方法は以下、

・申し込みを郵送
・電子申請

電子申請は一般財団法人 消防試験研究センター

で申し込みができます。申し込みに関しての注意点などありますので必ずご確認ください。

受験料

甲種 5,000円
乙種 3,400円
丙種 2,700円

さいごに

危険物取扱者は幅広い年齢での求人数もあり、活躍の場が多い資格です。資格手当なども期待でき活用度が高い国家資格です。

追記:実際に危険物取扱者甲種を取得した方のコメントを掲載します。

昨年の秋頃に危険物取扱甲種の資格を取得しました。今回は資格取得のためにどのように対策を行ったのかを危険物取扱の資格の概要を織り交ぜながら説明させていただきます。

【危険物取扱甲種について】
本資格は一般財団法人消防試験研究センターが行なっている国家資格です。危険物取扱の資格の種類は大きく3つに分かれており、甲種はすべての分野をカバーしているいわゆるマスターキーのような資格です。

その分ほかの資格よりも難易度はぐっと上がり、合格率は30%代です。その他の資格(乙種など)は甲種があまりにもハードルが高く、業務上必要であるのに難し過ぎて取得できない人が非常に多かったために後からできた一部制限の付いた資格になります(ガソリンスタンド経営などがそれにあたります)。

【対策の進め方】
化学に関する基礎知識がない方は、最低でも半年前、化学に関する知識があるような理系の方は2ヶ月前くらいから始めれば間に合うと思います。

気をつけていただきたいのは、いくら化学出身であるといえども、法律関係の分野は一から勉強しなければ不合格になってしまいます。というのも危険物取扱甲種の場合、3つの分野それぞれにおいて60%以上の正答率を出さなければいけないからです。

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