秋田県の絶景と紅葉を楽しめるスポットをご紹介します。
秋田県の絶景紅葉スポット
抱返り渓谷(だきがえりけいこく)
秋田県の紅葉観賞スポットと言えば、抱返り渓谷(だきがえりけいこく)がイチオシスポットです。
田沢湖卒田から角館町広久内にあり、雄物川支流の玉川中流に位置しています。
公共バスは出ていないので、タクシーか車で行くことになります。JR神代駅からは車で5分、桜の名称として知られている角館駅からでも、車で15分ほどです。県立自然公園にも指定されています。
抱返り渓谷の名前の由来は、道が細く、すれ違うときに相手を抱きかかえないとすれ違うことができなかったからだとされています。
今は遊歩道がきちんと整備されていますが、狭いことには変わりありません。歩道側の絶壁からは山水が流れていることもあり、足場が悪いところもあります。
狭い遊歩道の先には県内きっての名所があります。
それは回顧の滝です。回顧と書いて「みかえり」と読みます。
何度も見返りたくなるほど美しい滝です。
この回顧の滝と紅葉のコラボレーションが、抱返り渓谷の一番のウリとなっています。
滝の落差は30メートルほどで、渓谷の入り口からは歩いて30分です。
回顧の滝は遊歩道からも見ることができ、写真撮影の絶好のスポットにもなっています。
滝の他にも、抱返り渓谷には名所スポットがたくさんあります。
そのはひとつが、
渓谷入り口手前にある赤い吊り橋です。これは「神の岩橋」という名で、大正15年に完成しました。
秋田県では最も古い吊り橋です。
この赤い吊り橋と川の両岸の紅葉が川面に映る景色は、幻想的であり荘厳でもあります。「神の岩橋」という名は、旧神代村と旧白岩村の名前から一文字ずつとってつけられました。
吊り橋の美しさに相応しい名です。
遊歩道を進むと左手に渓谷の様子を見ることができます。エメラルドグリーンの川面に紅葉の赤やオレンジが映って、とても綺麗です。
更に遊歩道を進むといくつかトンネルもあります。このトンネルはすべて手彫りで作られていて、先人の技を間近に見ることができます。
遊歩道上にも橋があり、そこを過ぎたあたりは誓願寺と呼ばれています。ですが、実際に寺があるわけではありません。
渓谷の両岸に急な岩壁が迫り、その深くなった場所に流れる込む飛沫が、まるで寺でお香を焚いたときに漂う煙に似ていることからつけられました。
他にも、一湯、六滝、三島などの見所があり、大小の滝と紅葉を見ながら進むことができます。
積雪のため、11月下旬から4月下旬あたりまでは、遊歩道が通行止めになってしまうので注意が必要です。
例年の紅葉見頃:10月上旬~11月上旬
住所:〒014-0300 秋田県仙北市角館町田沢湖
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