将棋界とサッカー界の巨匠2人が語る勝負哲学とは?

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タイトル

「勝負哲学」 羽生善治 岡田武史

あらすじ

将棋界とサッカー界の2人の知識人が交わす勝負哲学について2人の対談形式で書かれています。将棋とサッカーと言う全くの畑違いですが勝負という同じ観点から何が勝敗を分かつのかについて徹底的に対談されています。

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感想

常に重圧がかかる勝負の世界で2人が磨いてきた集中力、技術、メンタル、勝負勘、美学について知れる貴重な本です。

興味深いのが、迷った時は2人とも「直感」であると断言していた事です。しかし、その直感は適当に決めるという意味ではなくて、過去の経験や知識に基づいて選択肢を狭めていくという意味です。

良い直感力を働かせるには、やはり日々の積み重ねが必要だと痛感しました。また、私たち一般人でも日々仕事などで感じるプレッシャーですが、それを重力と揚力考えるという発想も斬新でした。

プレッシャーは成長するための重力だけではなく、自分を空高く飛ばすための揚力にもなるという考え方をすれば、ただプレッシャーは耐えるだけではなくて成長するための過程であると考えられるようになりました。

将棋好きの方には有名なエピソードですが、羽生さんが勝利を確信すると指が震えるという話の真相も語られています。

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