【ネタバレ有】母と娘の物語「あやしい彼女」

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ネタバレ注意です。

タイトル

「あやしい彼女 

キャスト

多部未華子
倍賞美津子
要潤 北村匠海 金井克子 / 志賀廣太郎
三鴨絵里子 越野アンナ 久保佑太 Kilt 田村健太郎 温水洋一
小林聡美

監督:水田伸生

あらすじ・内容

主人公は73歳のおばあちゃん、カツ。口が悪く、その横柄な態度から近所の商店街の人たちには煙たがられています。

口を開けば、雑誌編集長の娘の幸恵とバンドマンを目指す孫の翼の自慢話ばかり。

ある日、カツの一言がきっかけで幸恵と言い合いになり、カツは家を飛び出します。

行くあてもなく近所の神社に座り込んでいると、キラキラ光る小さな写真館を見つけます。

その写真館で写真を撮ってもらうと、なんと73歳のおばあちゃんから20歳の女の子に。

はじめは戸惑うカツですが、せっかく若返ったのだからと、青春時代にできなかったことを楽しみます。

商店街ののど自慢大会で歌を披露すると、翼や音楽プロデューサーの小林に見出され、翼のバンドのボーカルとして活動することに。

困難はありながらも、ようやくデビューを掴もうとしている頃、翼に危機が。そしてカツは、人生の選択を迫られるのです。

ネタバレ

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感想

 映画の序盤は、カツの横柄な態度や、娘へ「あんたがいたから、私は好きなことができなかった」という口癖に、ちょっと嫌な気持ちになりました。

でも、物語が進むにつれて、カツが母親として子育ての中で味わった苦労や、その苦労をまわりには一言も語ってこなかったカツの姿を知り、胸を打たれました。

子育てをしたからこそ得られた幸せと、失った幸せ。

どちらが大切かなんて決められないからこそ、母親として、ひとりの女性としての苦悩があるように思います。

娘の立場からも、母親の立場からも、育ち育てられることの困難やよろこびについて、思いめぐらせる作品でした。

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