視能訓練士とは
目のエキスパートである視能訓練士をまとめる、日本視能訓練士協会では、視能訓練士について「昭和46年に制定された「視能訓練士法」という法律に基づく国家資格をもった医療技術者である。」と記載し、具体的には「眼科で医師の指示のもとに視能検査を行うと共に、斜視や弱視の訓練治療にも携わる者」と定義しています。
資格取得者の多くは、大学病院や、個人眼科、最近ではレーシックなどの美容整形の部分にも進出している職種です。
また、高齢化に対する眼科的アプローチ、小さい子供の視力改善など、リハビリ部門においても活躍が期待されています。
種類
一般的に、国家資格を取得した者をORT、視能訓練士と呼ばれ、国家資格を持たない者をOMAと呼びます。
国家資格の有無で、就職の給与面での待遇や、治療できる医療的アプローチなどの違いが生じてきます。
試験資格、科目、申し込み方法
試験資格としては、
1視能訓練士養成所を卒業(高校卒業後、指定された視能訓練士養成施設で3年以上必要な知識や技術を修得する。)
2短大卒以上で、視能訓練士養成所(1年以上)に修業(大学や短大、または看護師や保育士の養成機関で指定科目を履修したのち、指定の視能訓練士養成施設で1年以上必要な知識や技術を修得する。)
3外国の視能訓練士の学校を卒業(外国の視能訓練士の学校を卒業し免許を取得した者は、する免許を受けた者で、日本の養成学校で学んだのと同等の技術があると厚生労働大臣が認定した者。)
の3種類があります。
詳しくは日本視能訓練士協会のホームページをご覧ください。
試験科目
基礎医学大要にはじまり、基礎視能矯正学、視能検査学、視能障害学及び視能訓練学などの専門知識を試験します。
詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。
申し込み方法
受験願書、顔写真、返信用の封筒が必要です。
また書類の提出場所と期間については、都道府県別に定められているので、厚生労働省ホームページにて確認してください。
受験料は15,800円かかり、返金などの手続きはできません。
合格率
日本視能訓練士協会によると、
平成27年度の視能訓練士合格率は、94%となっており、年度別に見ても大きな変動はあまり見られません。
また、その多くが女性ということから、女性が働きやすい職種であると言えます。
試験勉強試験対策
過去問題集などの専門書を解くなどが一般的ですが、大学病院なのどの近くにある、医学専門書店でないと販売していないケースもあるので注意が必要です。
▼最新記事をメルマガで配信▼
[subscribe2]
コメントを残す