美容師になるためには
美容師は国家資格が必要な職業です。美容師国家試験を受験するだけでは美容師にはなることができません。
厚生労働省が指定した条件を満たし、厚生労働大臣から許可を受けた美容学校を卒業していることが美容師国家試験の受験条件なのです。
ヘアメイクやビューティーといった言葉が校名に入っていても認可を受けていない学校があるので、美容学校を選ぶ際はしっかりと厚生労働大臣の認可があることを確認しましょう。
美容師国家試験とは?
美容師国家試験とはどんな試験をするのでしょうか。
実技試験と筆記試験の二種類があります。
実技試験は第一課題としてカッティング、第二課題としてオールウェーブセッティング、ワインディングのどちらかです。
第二課題はおよそ試験の三ヵ月前に発表があります。
近年はオールウェーブセッティングが多い傾向にあるようです。
筆記試験の内容は
・関係法規
・衛生管理
・保健
・化学
・美容文化論
など内容はさまざまですが、いずれも美容学校でしっかりと学んでいれば答えられる問題です。試験は春と秋の年二回あります。
試験日程については公共財団法人理容師美容師試験研修センター試験日程をご確認ください。
受験資格
1.理容師・美容師養成施設で、次の課程を修了した人
(平成10年4月1日以降に入学した人)
昼間課程 2年以上
夜間課程 2年以上
通信課程 3年以上2.理容師・美容師養成施設で、次の課程を修了した後、1年以上の実地習練を経た人。(平成10年3月31日以前に入学した人)
・昼間課程 1年以上
・夜間課程 1年4ヵ月以上
・通信課程 2年以上※平成14年3月31日までに1年以上の実地習練が終了していない人については、受験資格はありません。
試験の免除
・「実技試験及び筆記試験」の両方を受験した人のうち、筆記試験のみに合格した人は、その申請により、次回の試験に限り、筆記試験の受験を免除します。・「実技試験及び筆記試験」の両方を受験した人のうち、実技試験のみに合格した人は、その申請により、次回の試験に限り、実技試験の受験を免除します。
美容師国家試験の合格率は?
気になる美容師国家試験の合格率ですが、公共財団法人理容師美容師試験研修センターのホームページによると、昼間過程の受験者が多い春は約80%から90%、夜間や通信過程の受験者が多い秋は約40パーセントから55%となっています。
どちらも近年は合格率が上昇していますが、昼間過程の方がしっかりと学ぶ時間が取れるためその差が合格率にも現れています。
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