漢字能力検定とは
公益財団法印日本漢字能力検定協会が実施する漢字能力に関する検定です。以前は文科省の後援を受けていましたが、現在は取り消されていますので、民間の資格となります。
種類
1級、準1級、2級、準2級、3~10級に分かれています。
1級は大学・一般程度、対象漢字は約6000字。
準1級は大学・一般程度、対象漢字は2994字。
2級は高校卒業・大学・一般程度、対象漢字は2136字。
準2級は高校在学程度、対象漢字は1940字。
3級は中学校卒業程度、対象漢字は1607字。
4級は中学校在学程度、対象漢字は1322字。
5級は小学校6年生終了程度、対象漢字は1006字。
6級は小学校5年生終了程度、対象漢字は825字。
7級は小学校4年生終了程度、対象漢字は640字。
8級は小学校3年生終了程度、対象漢字は440字。
9級は小学校2年生終了程度、対象漢字は240字。
10級は小学校1年生終了程度、対象漢字は80字。
試験資格・受験科目・申し込み方法
受験資格はありません。誰でも受験可能です。たとえ小学校1年生でも1級を受験することはできます。
科目は漢字に関すること全般です。読み書きはもちろん、四字熟語や故事・ことわざ、対義語・類義語、同音・同訓漢字、誤字訂正が出題されます。
また、2級以下では部首名、送り仮名、熟語の構成も出題されます。
検定についての詳細は公益財団法印日本漢字能力検定協会にてご確認ください。
合格率・難易度
2016年度の3回目の合格率は
1級:14.5%
準1級:15.9%
2級:23.1%
準2級:35.4%
3級:47.3%
4級:52.0%
5級:74.8%
6級:81.0%
7級:87.2%
8級:85.7%
9級:90.8%
10級:94.5%
となっています。
やはり1級、準1級の難易度が高いことが解ります。
試験勉強
漢検を受験するための勉強方法は、漢字検定協会で出版している、教則本と問題集が一番適しています。
また、四字熟語辞典と漢検漢字辞典という2冊がありますので、必需品です。これらがあれば1級合格も夢ではありません。
私の勉強方法は、受けようとする級の問題集をまず解いてみます。できなかった文字を書き出して、それを覚えるようにします。
四字熟語は受ける級に出題される範囲が辞典に載っていますので、それを覚えます。
まず、自分で書くことができ、意味も知っている物は除外します。それ以外を覚えるようにします。
文字を見ただけで覚えられる人と書かなければ覚えられない人がいますので、自分に合った方法で取り組みましょう。
※実際に取得した方からの勉強方法としてご紹介しています。
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