社会福祉士とは
社会福祉士の仕事は、身体障がい者、精神障がい者、知的障がい者、または環境(ひとり親家庭等)により日常生活を行うのが困難な人に対して福祉に関する相談、助言、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携及び調整その他の援助を行うことです。『ソーシャルワーカー』とも呼ばれます。
種類
社会福祉士に細かい分類はありません。
試験資格・受験科目
【受験資格】
社会福祉士の国家試験の受験資格を得るには様々な方法があります。いちばん早いのは、4年制の福祉系大学で指定科目を履修することです。
この場合、卒業後と同時に国家試験の受験資格が与えられます。その他受験資格につきましては「社会福祉振興・試験センター」のホームページをご参照ください。
【受験科目】
受験科目は以下の19科目となります。
・人体の構造と機能及び疾病
・心理学理論と心理的支援
・社会理論と社会システム
・現代社会と福祉・地域福祉の理論と方法
・福祉行財政と福祉計画
・社会保障・障害者に対する支援と障害者自立支援制度
・低所得者に対する支援と生活保護制度・保健医療サービス
・権利擁護と成年後見制度
・社会調査の基礎
・相談援助の基盤と専門職
・相談援助の理論と方法
・福祉サービスの組織と経営
・高齢者に対する支援と介護保険制度
・児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度・就労支援サービス
・更生保護制度
合格率・難易度
平成27年度の受験者数は厚生労働省発表によると44,764名、うち合格者数は11,735名、合格率は26.2%となっています。
学習範囲が広く、例年30%弱の合格率が続いており、難易度の高い資格と言えます。
試験会場
北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県の全国24会場で実施しています。
試験に関する詳しい情報は公益財団法人社会福祉振興・試験センターにてご確認ください。
試験勉強社
会福祉士の国家試験は全19科目と出題分野・範囲が非常に広いため、受験を決めたら最低でも1日1時間以上集中して学習する時間がほしいです。
積極的に過去問を何度も解き、苦手分野を理解し、克服していくことが大切です。多くの養成校で「国家試験受験対策講座」を開講しているのでこういった講座を受講するのも効果的です。
国家試験受験のチャンスは1年に1度だけなので万全の体制で臨んでください。
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