情報処理技術者試験とは
「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。
独立行政法人情報処理推進機構
種類
種類情報処理技術者の高度な知識・技能を問う試験です。分野別に以下の8種類があります。
・ITストラテジスト試験
・システムアーキテクト試験
・プロジェクトマネージャ試験
・ネットワークスペシャリスト試験
・データベーススペシャリスト試験
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験
・ITサービスマネージャ試験
・システム監査技術者試験
受験資格・受験科目
受験資格は特にありません。受験科目は以下のとおりです。
・ITストラテジスト試験
[午前]選択式55問、[午後]記述式2問、論述式1問
・システムアーキテクト試験
[午前]選択式55問、[午後]記述式2問、論述式1問
・プロジェクトマネージャ試験
[午前]選択式55問、[午後]記述式2問、論述式1問
・ネットワークスペシャリスト試験
[午前]選択式55問、[午後]記述式3問
・データベーススペシャリスト試験
[午前]選択式55問、[午後]記述式3問
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験
[午前]選択式55問、[午後]記述式3問
・ITサービスマネージャ試験
[午前]選択式55問、[午後]記述式2問、論述式1問
・システム監査技術者試験
[午前]選択式55問、[午後]記述式2問、論述式1問※論述式は2時間で2000文字~3000文字書かなければなりません。
合格率・難易度
合格基準は100点満点中、60点です。合格率は以下のとおりです。
・ITストラテジスト試験:14.2%
・システムアーキテクト試験:13.8%
・プロジェクトマネージャ試験:13.1%
・ネットワークスペシャリスト試験:14.4%
・データベーススペシャリスト試験:16.7%
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験:16.9%
・ITサービスマネージャ試験:13.2%
・システム監査技術者試験:14.1%
試験会場
全国各地にあります。試験実施月は以下のとおりです。
・ITストラテジスト試験:年1回実施(10月)
・システムアーキテクト試験:年1回実施(10月)
・プロジェクトマネージャ試験:年1回実施(4月)
・ネットワークスペシャリスト試験:年1回実施(10月)
・データベーススペシャリスト試験:年1回実施(4月)
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験:年1回実施(4月)
・ITサービスマネージャ試験:年1回実施(10月)
・システム監査技術者試験:年1回実施(4月)
試験勉強
応用情報処理技術者までを取得していれば午後の論文に注力すべきです。午前や午後の記述式は直前に過去問を覚えれば何とかなります。
まずは論文の対策本を購入し、合格論文の骨子、解答のセオリーを学びます。その後、過去の問題を自分の経験に照らして合わせて実際の論文を書きます。
・プロジェクトの概要・その中での自分の役割・どのような問題が発生し、どう解決したか・反省点、今後の課題最低、5つは書いてみましょう。
できれば模試を受けて、添削をしてもらうのが良いと思いますが、難しければ先輩、上司など第3者にみてもらい客観的な評価を受けることです。
また、120分で2400文字を書かなければなりませんので1分で20文字のペースになります。かなりのスピードが要求されますので手書きで速く書く練習も必要となります。
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