今回は以前購入した、斑入りモンステラの「モンステラホワイトタイガー」を茎伏せしていきます。
モンステラを増やす方法には、水差し・挿し木・株分け・茎伏せの4種類あります。
茎伏せにチャレンジしましたので、準備したものや手順をご紹介していきます。
モンステラの基本情報
サトイモ科の常緑性多年草です。
葉に切れ込みや穴が開いている、人気の観葉植物です。
20~40種類もの品種があり、大きな葉が特徴のモンステラデリシオーサや、デリシオーサよりちょっと小ぶりなボルシギアナなどが有名です。
トロピカルな雰囲気でハワイアンキルトのモチーフになっていたり、イラストや雑貨になっていたりと、南国の雰囲気が素敵な植物です。
アメリカの熱帯地域に生息している植物で、高温多湿を好みます。
直射日光に当てると、葉焼けしますので、私はカーテン越しの明るい場所&庭の木陰になる場所で、育てています。
乾燥にも強く、育てるのが簡単なのも、人気の理由です。
ただし、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れします。(私は、根腐れさせてしまったことがあり、モンステラ用に土をブレンドしています。)
木根が伸び、土や木の上を這うように大きくなっていくモンステラ。とても生命力があり、魅力的です。
斑入りモンステラとは?
モンステラの葉や茎に、白や黄の斑が入っている種類です。
斑の入り方で、様々な品種があります。
斑が入っているため、葉緑体が少なく通常のモンステラより育てるのが難しいです。
大好きな斑入りモンステラ、斑入りの葉をきれいに保つのが難しく、日々奮闘中です!
今回茎伏せする「モンステラホワイトタイガー」のご紹介
斑入りモンステラボルシギアナの「ホワイトタイガー」です。
数か月前に、購入し、育てていたのですが、新しく出てくる葉の斑が強く、白い葉が多くなりました。
白い葉は環境の変化や、ちょっとした風などでも茶色く傷んでしまいます。
節も増えたので、弱り切ってしまう前に、茎伏せすることにしました。
この4節のうちトップカットは挿し木にして、間の3節を茎伏せしていきます。
茎伏せに使用するもの
・消毒したカッター
節を分けるのに使います。切り口を清潔に保つことが重要です。
・水を張ったバケツ
灰汁抜き用です。
・水苔
植え替え用の鉢には水苔を使用しました。絞っても水が出ない、ふわふわの状態に戻しておく。
・シナモンパウダー
切り口が痛まないように、切り口に着けます。
・ブラシや筆等
シナモンパウダーを切り口につけるために使用します。
・鉢
今回は素焼き鉢を用意しました。
茎の大きさや数に合わせて、大きすぎないものをご準備ください。
茎伏せの手順
① 消毒したカッターで節を切っていきます。
茎を触ってみると茎にぷっくりとした突起が出ている場合があります。ここから新しい芽が出る場合があるので、ここを上にして植えます。
茎を切る場合、節から2センチくらい上を切っていきます。
黄色のまるで囲んだ部分が節になります。
節から上の部分から新芽が出るので、節から下の長さは短くても長くてもOKです。
長すぎて鉢に入らない場合は短く切っても大丈夫です。
木根が伸びている場合も、短くして大丈夫です。
② 水を張ったバケツにつけて灰汁を抜く。
切り口から、ヌルヌルした液体が出ます。これは、灰汁なので、10分くらい水につけて、灰汁抜きをします。
③ 乾燥させる。
自ら出した後、茎が腐ってしまわないように、30分ほど乾燥させます。
風通しの良い日陰に置いておきます。
切り口が乾燥してキュッと閉まりましたね。
④ 切り口にシナモンパウダーをつけていきます。
振りかけて、余分な分は筆で落としていきます。
⑤ 茎の下半分に水苔を巻く。
水苔は、絞っても水が出ないくらいの水分量にし、ふわふわの状態に戻しておく。
⑥ 鉢に水苔で巻かれた状態の茎が安定するように押し込む。
茎を安定させることで、ここに根を下ろして大丈夫だという安心感を植物に与えましょう!(笑)
成長点が茎にある場合は、成長点が上にくるように植える。
これでモンステラの茎伏せ完成です。(2023/11/16の状態)
あとは、水を切らさないように、湿度を保ち日陰で様子を見ます。
成長記録
約1か月ごとに成長記録を追記していきたいと思います。
長文記事、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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